第38号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
工体連50周年を経て
頑張ってよかった、と本当に思いました。というのも工体連50周年記念行事を経て、様々なことのある一年を過ごしました。振り返れば人生の中で最も中身の濃い一年間を過ごしたと思います。この一年で私は、人と接することの大切さを学びました。人と接することで自分に変化が起きたことに気づいたからです。自分一人の考えで何かを進めても、何が良いか、何が悪いかなど分かりません。人と対話することでより客観的で多くの人に喜んでもらえるようなことができると思います。この行事のために色々な思考をし、色々な人と話をしましたが、それのお陰で自分の思考の狭さが分かりました。これから先の人生、社会では一人ではできないことがたくさんあると思っています。この考えは今までの私には無く、工体連が授けてくれた一つの財産です。工体連での3年間は私に様々なことを教えてくれました。その教えてもらったことに気づいてはいるものの、これは工体連に入らなければ気づくことさえできなかったと思います。そしてまた、50期というものに当たらなければ、ここまで深く考えることはありませんでした。この50周年で学んだことは私の大学生活で一番の自信につながっています。授業では学べないことはたくさんあり、それを学べました。私はその学びをいい経験なのだと思いました。
工体連にはこれからもたくさんの人が加入し、OBOGはこれからも増え続けることでしょう。今思うのは、4年間という貴重な時間でこれを学べる工体連が重要だということです。この組織を大切に思う素晴らしいOBOGの方々の絶えない支援ゆえに、ここまで続いてきました。そしてこの組織はこれからも大学と共にあり続けるべきです。私は受け取ったものを忘れずに、関係してくださった皆さんへの感謝を忘れません。
第50期委員長 村上 毅(ソフトテニス)
工体連の活動について
日ごろより工体連各部の学生活動のため、監督の方々ならびに諸先輩方の多大なるご尽力、学生へのご指導に対し、心よりお礼申し上げます。昨年12月には多くの皆さまと、工体連設立50周年という大切な節目を、総長にもご出席いただき大変賑やかに小金井キャンパスで祝うことができました。
おかげさまで今年度も、多くの学生が日頃の練習の成果を発揮し、様々な素晴らしい成果を挙げることができました。先日、各部の監督、部長の方々にお集まりいただき工体連会長賞、同OB会長賞、特別賞の選考を行い、また皆さまと懇談をしました。その際、ご出席いただいた監督の方々から、各部の監督に対する大学の考え方についての質問をいただき、意見交換を行いました。
これまで工体連各部の監督の方々には、大学から一律の薄謝をお支払いしてきましたが、一昨年前より、学生に指導していた時間についてご申告していただき、それに応じて謝礼をお支払いする形式に変更になりました。大学は、監督やOB,OGの皆さまのご尽力に心より大変感謝しながらも、経済的な面で出来ている支援は極めて限定的です。監督の方々からは、当然金銭のためにやっているわけではないが、勤務表のようなものを提出しなければならないことに違和感があるとご指摘をいただきました。ごもっともだと思います。一方で、法政大学に限らず近年、大学を取り巻く環境が厳しくなってきており、お金の使途については厳しく外部から監査されるようになりました。その中で、今回の方式は大学からの経済的な支援を継続するための苦肉の策であるという説明を、大学に所属している立場からさせていただきました。この懇談会に参加されなかった監督の皆さまも、大変心苦しい内容ではありますが、何卒ご理解いただければ幸いです。小金井キャンパスは綺麗に整備され、喜ばしいことに工体連に所属する学生も増えてまいりました。練習場所や部室の不足といったハードウェアの面での制約もありますが、皆さまと共にいかに知恵を絞り、出来うる限り学生の活動を応援していきたいと考えています。OB、OGの皆さまには、引き続き学生への篤いご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。