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第44号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

東京オリンピックの感動に向けて ―大学スポーツの役割―


 私は、昨年(平成30 年)4 月より、生命科学部長を務めておりますが、それ以前の2 年間は小金井学生センター長として、工体連の活動を見守り続けてきました。皆様には、日頃から本学工体連各部の活動に対し格別のご支援・ご協力を賜り心から感謝申し上げる次第です。誠にありがとうございます。皆様とは普段から親しく交流させていただき、大いに楽しませてもらっています。
 さて、いよいよ来年は、我が国でオリンピックが開催されます。多くの皆さんが心待ちになさっているに違いありません。私も初孫の手を引いて(?)、連日各会場を走り回ろうと今から計画しています。世界の若者たちが、汗まみれで真剣に競技に取り組む姿は、必ずや私たちの感動を呼ぶに違いありません。
 このようにオリンピックに向けてボルテージの上がり気味な私としては、縁あって工体連の活動を見守る中、気づかされていたことがあります(以前の会報でも申し上げました)。それは、オリンピックに出場して活躍する多くの若者たちが、大学スポーツで鍛えられ、その成果を発揮している、という事実です。テレビ等で見ていると、選手たちの練習風景は必ずと言って良いほど大学体育館等の施設ですし、多くの指導者が大学監督の方々です。おそらく大学スポーツなくしては今日の日本選手たちの活躍はない、と言って過言ではないかもしれません。
 また一方で、日々「ゆとり世代」の若者たちに悩まされている大学教員の立場から正直に申し上げると、目を輝かせ真剣な表情をした選手たちは、まるで別世界の生き物のようであり、スポーツは、あのように若者を育てる力があることを、私たちは学ぶことができました。とりわけ理系学部生にとって、スポーツ活動は極めて重要であると思います。
 以上、いささか大げさな言い方になってしまいましたけれども、こうした大学のスポーツ活動を日頃から支えていただいている皆様には、 何とお礼を申し上げて良いかわかりません。皆様の力添えあっての今日の隆盛かと思いますし、時代は変わっても(大学スポーツを取り巻く情勢にはなかなか厳しいものがございますが)、ますます皆様のご支援が大切になってくるに違いありません。何卒よろしくお願い申し上げます。


理工学部・生命科学部創立10周年記念式典

 理工学部・生命科学部創立10 周年記念式典が開催されました。記念講演では、小金井キャンパスに植樹されている学問の木の紹介がありました。学問の木はメンデルのブドウの木、ニュートンのリンゴの木、櫂の木です。メンデルやニュートンは理系の学生にとってはなじみがある偉人で、その偉人に関連するものが、小金井キャンパス内にあることに驚きました。過去にお知らせなどの告知はあったと思いますが自分と同様に知らなかったOBOGも多いと思います。講演終了後の中庭では工学祭の出店などでOBOG、学生がにぎやかに楽しんでいました。工学祭中の開催なので工学祭で現役と楽しむのは当然なことだと思いますが、殆どの人は中庭に植えられている樹木に関心など示さないなかで、樹木を注意深く見て探して、学問の木を見つけたときは多少なり感動を覚えました。次回小金井キャンパスに訪れた際には学問の木を探してみるのも楽しみ方の一つだと思います。
 久しぶりに会った友人との会話で盛り上がるの良いですが、出店だけでなく参加型の展示を行っている箇所もあるので展示でも楽しめます。実際にドライブゲームをやりながら心電図のデータを収集して研究に生かすブースに参加しました。
 今年からホームカミングデーは、卒業生の集いに加えて卒業生と現役生の懇談が追加され、大学側が色々な企業にOBOG の派遣を呼び掛けた結果約300 名参加者が集ました。企業からのOBOG の派遣もあったことで、現役生が実際の企業での話を聞くために積極的動いていたのもあり、例年以上にの盛り上がりを見せました。
(文責:佐野嘉之 水泳 86)