第45号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
金井理工学部教授御挨拶
東京オリンピックは新型コロナウィルスの関係で開催が来年に延期となりましたが、法政大学関係者も現役、OB・OG ともに活躍が期待されていますので、ぜひ盛大に開催されることを願っています。
理工学部長に着任してから、改めて、スポーツと理系学問の関わりの重要性を認識しております。理工系といえども、学際的分野でチームでの研究開発が極めて重要な役割を果たすようになっています。そんな状況のなかで、理工系分野の研究、開発においても、単に技術力だけでなく、人との関わりの中、人間力、チームワーク力、体力、知力、努力、実践力など、まさにスポーツで培われる力が必要とされてきています。その意味で、スポーツは理工系にとっても重要な意味を持つものと思います。
一方で、勉学とスポーツの両道を極めることはチャレンジングであることも事実です。特に理工系は実験科目など欠席できない科目や、予習・復習や演習が非常に多い分野であるため、勉学とスポーツを両立させるのは至難の業であるといえます。このような状況にもかかわらず、日々努力している工体連現役の学生の皆様は、一般学生の2倍、3倍の努力をされていることと思います。その両立の努力で培われる力は、まさに上で述べた理工系人材に必要とされる力であり、そのような努力をまさに体現された工体連OB の皆様こそ、理工系の学びの見本なのではないでしょうか。
苦しいこともあるかと思いますが、その努力は素晴らしいことだと思います。練習などで勉学の時間がとりにくい中で、全力でスポーツと勉学に努力される姿は、一般学生にとっても見本となる学生生活でもあります。また、これからの社会での人生の生き方を真剣に学んでいるともとれます。
このような大変な努力をされている工体連の皆様が結果を出すためには、学生本人だけでははなく、教職員の理解と支援が必要であることは言うまでもありません。理工学部としても、皆様に対する理解をますます深め、応援と支援を充実させたいと思います。
皆様の大活躍を楽しみにしています。
少林寺拳法部創部50周年記念式典
令和元年の12 月1日(日)、小金井キャンパスにおきまして、工体連少林寺拳法部創部50 周年記念式典が開催されました。
内容は、小金井キャンパス見学、東館体育館でのOB・現役合同練習会、食堂での記念祝賀会の3部構成でした。
第1部のキャンパス見学は、33 年前に卒業した私自身、お初の体験でした。
当時の面影も無くさみしい思いをしたのも事実でしたが、立派になったキャンパスを見て、思わず「おお〜」と感嘆の声を発したのは私だけでは無く、一緒に巡ったOB の方々も同じでした。
第2部のOB・現役合同練習会は、久しぶりに胴着に袖を通し、帯を締め、米地監督の指導の下、現役部員とともに練習に励みました。(帯が短くなってしまったOB は、私だけではなかったはず…と思いたい。)
OB の一番の関心は、運用法であり、誰しもが若き頃、一心不乱に突きと蹴りを相手に打ち込んだ乱取りを思い出したことと思います。
第3部の祝賀会では、来賓の方々のご挨拶を賜り、鈴木OB 会(拳友会)会長挨拶、現役の模範演武、各代の代表者挨拶、でしたが、嬉しいことに皆さん一言話していただけたこともあり、大変盛り上がり、予定時間を超えてしまったことは言うまでもありません。
延長を快く受けてくれたスタッフに感謝しつつ、最後は、出席者全員で円陣となり、校歌斉唱、エールで締めさせていただきました。我らの、工体連少林寺拳法部 創部50 周年万歳!!(文責 吉岡均 87)