第32号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
新部長挨拶
柔道部●新部長挨拶
この度、柔道部長を拝命い たしました伊藤一之と申しま す。よろしくお願いいたしま す。1998 年に本学の修士課 程(システム工学専攻)を修 了いたしまして、その後、法 政から離れておりましたが、 2005 年に教員として戻って まいりました。現在は電気電 子工学科の准教授を務めてお ります。
昨今、信頼関係を築くこと が苦手で対人関係に悩みを抱 える学生が増えてきており、 部活動の果たす役割はますま す大きくなっているように思 います。
学生諸君には、ぜひ、失敗 を恐れず、仲間とともに困難 な目標に果敢に挑戦してほし いと思います。高い目標に向 かって切磋琢磨するなかで、努力に裏打ちされた自信と仲間への敬意が育まれ、そこか ら一生の宝となる深い信頼関 係が生まれることでしょう。 先日、工柔 会新年会に 出席させて いただいた 際、OB の 皆様の深い 絆を感じ、 改めて柔道 部の素晴ら しさと、そ の伝統の重さを実感いたしま た。このすばらしき伝統を守 り、さらに発展させるべく、 微力ながら最善を尽くしてま いりたいと思いますので、柔 道部ならびに工体連OB の皆 様には、今後も変わらぬご支 援、ご指導を賜りますよう、 よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、長年、 柔道部部長を務められた岡 泰道先生のご尽力にこの場を 借りて深く感謝申し上げ、柔 道部長就任のあいさつに代え させていただきます。
空手部●新部長挨拶
空手部では平成25年3月に大学を退任された川成 洋部長の後任として、明石孝也先生に新部長をお願いすること になりましたので皆様にご紹介します。
【 プロフィール 】
生命科学部 環境応用化学科
・1999年:東京工業大学 理工学研究科大学院卒業
・2010年:法政大学生命科学部教授として着任
【 研究テーマ 】
無機材料化学という分野において過酷な高温化下で使用される部材の耐久性・耐食性の向上、長寿命化を目指し、材料の研究を行っています。
現在の日本は使い捨て文化が主流になり、地球資源の大いなる無駄使いをしています。
製品の耐用年数を延ばす研究を進め、物が壊れても修理して長く使う事が理想的であり、限りある資源を大切にする社会の構築に貢献したいという思いがあります。
【 学生へのメッセージ 】
近頃は「自信過剰」を敬遠するあまり、非常に謙虚な学生が多いように感じます。「自分は何も出来ない」と思っている人は、そもそも自分から行動を起こしませんから本当に何も成し遂げられないのです。学生の皆さんには、大学で「これなら他人に勝てる」と思える自分の強みを見つけてほしいと思います。どんな些細な事でもそれを磨きあげれば自信の拠り所になるものです。(以上、HPより抜粋)
明石先生は、小学校から大学時代まで剣道を続けてこられ、肉体の鍛錬と共に武道の精神も身につけてこられました。
伝統ある空手部としては最適な方に部長として就任して頂くことになりました。 空手部の発展のためにご指導頂くことを心からお願いしたいと思います。
(文責 空手部監督 竹重高志)
ワンダーフォーゲル部●新部長挨拶
平成25年3月に退任される西海先生よりバトンを受け取りました。ザイルを渡されたというべきでしょうか。理工学部応用情報工学科で、インターネットのアプリケーションを専門としております。平成20年に工学部改組に伴って理工学部応用情報工学科が発足した際、文部科学省の科学技術政策研究所より移り、奉職いたしました。
文科省時代は、国の科学技術政策を企画立案するため、情報科学分野の知識を生かした社会科学的なアプローチの研究をやっておりました。法政大学に骨を埋める腹を決め、かねてより学生達と学業以外の面でも活動を分かち合いたいと願っておりました。
そんな中、研究室の3期生にあたる江上君よりワンダーフォーゲル部部長交代の話を聞き、前任の西海先生のご了解を頂き、就任の運びとなりました。
今50歳となる我が身を振り返りますと、山は常に心の隅にあり続けてきたといえます。郷里の岐阜県中津川市は、木曽谷の南の端、中央アルプスの恵那山が美しい姿を見せる宿場町です。
高校時代から近隣の山々に親しみ、奮起して北海道大雪山系のテントによる縦走にチャレンジしたこともあります。仙台での生活が長かったこともあり、蔵王を始めとする東北地方のスキー場に行くことは毎年の行事としておりました。
結婚し、長男が生まれた3 0 代前半を境に仕事や家庭に追われ、山行きからは遠ざかってしまっていました。今回、歴史と伝統に満ちたワンダーフォーゲル部に籍を置くにあたり、新しく学生の皆さんから一から手ほどきを受けるような気持で臨みたいと存じます。
聞くところによると、部の伝統行事の一つは、白馬五竜山麓の山小屋の雪下ろしだとのこと。白馬大雪渓は、私にとって思い出の場所であります。中学生の時、やはり山登りを愛した父親に連れられて最初に挑んだ本格登山が大雪渓から山小屋を目指すルートでありました。そんな思い出もあり、今から冬の白馬行きを楽しみにしております。
少なからぬ危険も伴う野外活動であります。責任者として安全を確保していかなければならない。身が引き締まる思いであります。諸先輩方のご指導、ご鞭撻を賜りつつ、学生の皆さんのご協力を得ながら、良き活動の場を作るお手伝いをしたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。