第31号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
第17回 工体連お祭り開催
6月23日小金井キャンパス におきまして、第17回工体連 お祭りが開催されました。
毎年恒例となりましたミニ 講演ですが、本年は理工学部 創生科学科:小林一行先生よ り「屋外環境における環境認 識、自律走行」の演題でご講演いただきました。制御工学 の理論も素晴らしい内容でし たが、そこは常日頃心身を鍛 え、戦いの場に身を置く我々工体連各部ですので、勝負 事、つまり国内外の競技大 会、つくばチャレンジや米国 オークランド大学で開催され たIGVC国際大会(みごと総 合準優勝されたとのこと)の 動画上映等含んだお話は特に 興味深いものでした。
さて、講演の後は懇親会の 部となりまして、昨年・一昨 年のクイズ大会から本年は 出し物(宴会芸)大会が盛大 に執り行われました。体力系 あり、一発芸系あり、コント 系ありで各部趣向を凝らし た出し物に審査員席、各部現 役・OB席は笑いの渦に巻き 込まれました。
大会を企画・立案した現役 工体連本部役員各位におかれ ましては、来年度も今回以上 に盛り上がる企画をお願いし たいと思います。今年の腕ま くり賞は、水泳部と少林寺拳 法部がゲットしました。
さて、わが法政大学小金井 キャンパスですが、小金井再 開発第2期工事(後半)で北 館、管理棟、けやき門、中庭 が3月末に竣工し、完成した ばかりの中庭を散策するこ とができました。
見違えるようなモダンか つ機能的なキャンパスに生 まれ変わりました。これで 再開発事業は一段落し、中庭 西側部分では引き続き創生 科学科新棟(仮称)の工事が 開始されるとのことです。 (詳しくは大学HPをご参照 下さい。)
本年度お祭りの課題・反省 点といたしましては、幾つか の部で理工系リーグ戦とバッ ティングしてしまい、参加を 断念せざるを得ない部がござ いましたので、来年は開催日 の調整等が望まれます。
最後に、昨年までJR中央 線再開発に伴い、閉店中であ りましたあのスタ城(旧スタ ミナの城)が数か月前に復活 いたしまして、先輩方と懐か しの大統領を酌み交わしま した。
何年かぶりに見る大統領 の徳利は、新入生時代に先輩 に連れて行っていただいた あの当時と同じく、とても 大きく感じられました。
(お祭り担当 松本俊一 86)
工体連のご発展を期待します
工体連OB会報は毎号、先輩諸氏の後輩現役への暖かい言葉に心を打たれます。また更に、その言葉を実にして後進に援助を続けて来られたことに感謝申し上げます。
OBによる見守りと援助は、如何なる組織においても、組織の持続可能な発展を保証する重要な条件でしょう。工体連OB会はまさにそのモデルであり、草創期の大先輩の苦労、また今日それを引き継ぎ工体連OB会を指導しておられる諸氏の母校愛に敬意を表します。現役の諸君においても、このような先輩諸氏の支援の下で、自らが育まれていることを意識することが、成長のための重要なファクターではないでしょうか。
自らが辿り着いた位置、そして置かれた位置を知ることは何事においても個人の成長に欠かせません。それは同年代の競技者集団の中での自身の技能レベルを把握することだけではありません。自分は一体誰の援助で今の道を見つけ、誰の期待を担って、現在の環境を与えられているのか、そこに想いを巡らすことも含むと思います。
情報科学部は2000年に誕生ですから、昨年30周年を盛大にお祝いした工体連に比べると、歴史を作っていくのはまだまだこれからという段階です。持続可能な学部の発展には、工体連のようにOBによる支援を柱とした人材育成のサイクルの確立が必要だと認識しております。情報科学部同窓会が厚みをもって成長し、理系学部同窓会との連携を深め発展することを期待しているところです。
さて、私も毎年卒業研究生を受け持っていますが、運動部所属の学生を指導することが多く、彼らの人間力に期待するところ大です。学部の研究室・ゼミの人脈に工体連の人脈の縦横に交わるところに身を置くことになる訳ですから、現役諸君には、そういうアドバンテージを意識して充実した学園生活を送っていただきたいと思います。
私自身は、競技の経験は高校時代までしかありません。陸上部で中距離をやっていました。800mとか1500mですね。地方大会レベルでも大した実績はありません。しかし、リレー種目においては、陸上競技がチームの競技だということを学びました。今年のロンドンオリンピックでの水泳の好成績が、それが個人でなくチーム競技であることの証明であったことに、やはり、そうだよね、と意を強くしました。この事実を再発見・再認識した次第です。会社のような組織では言うまでもないことですが、大学の授業・ゼミも実はチーム競技ではないか、授業の進め方に反省を迫るものでもありました。