第33号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
新生「校友会」がスタート
新会員制度への登録のお願い
校友連合会は7月31日、「一般社団法人 法政大学校友会」として登記され、改革がスタートしました。過去の校友会時代から久しく懸案事項としてきた終身会費制が、今年度卒業生から卒業時に終身会費3万円を納入して実施されます。
これに伴い、校友会は我々既卒業生に対しても、年度会費を撤廃して終身会費を納入した者を正会員とする制度へ移行することにいたしました。尚、全卒業生を基本会員と称します。
つきましては、皆様にも「工体連OB会」の会員として終身会費の納入をお願い申し上げる次第です。
尚、申込用紙及び振込用紙等は「工体連OB会事務局」宛に(042-668-8965)にご連絡ください。又、関連記事、詳細については校友連合会のホームページをご覧ください。
●所属団体について
終身会費を納入するには、登録する所属団体を記載します。校友会の構成団体には、各都道府県校友会、各学部・付属校同窓会、各種団体等があります。
各種団体とは、体育会・研究・趣味・同好・職域・同期・その他がありますが、「工体連OB会」も含まれます。複数の団体に所属することには制限がありませんが、登録団体は1人1団体です。
●終身会費3万円の納入方法について
納入方法として、①3万円一括払い、②1万円の3年分割払、③ 5 千円の6 年分割払、④3千円の10年分割払、⑤卒後50年の特別措置があります。分割払いの方は、第1回の支払いをもって終身会員として登録されます。但し、分割払いの場合は、口座引落手続が必要です。
●校友会の代表議員について
代表議員は、各構成団体の正会員40名に1名が選出されます。
約5,000名の会員を擁する我が「工体連OB会」から新生「校友会」に多くの代表を選出したいと思いますので、「工体連OB会」を「登録団体」としてお申し込みください。
(工体連OB会顧問 阿部 鞏)
【東京オリンピックに期待する】
東京にとって2度目のオリンピック・パラリンピックが2020年に開催することが決まりました。
前回の東京オリンピックは1964年、東京の魔女と言われた女子バレーボール、体操ニッポンの活躍、アベベのマラソンなど、白黒テレビの前で興奮したものです。また重量挙げの三宅義信の活躍も素晴らしかったです。その4年後、実弟義行氏がメキシコオリンピックで銅、しかも、2012年、ロンドンオリンピックで三宅宏実さんが銀メダルを獲得。親子でオリンピックメダリストになるとは誰が予想したでしょうか。ともに法政大学の出身であることは良く知られていることです。 アスリートの活躍に加え、オリンピックでの競技施設は皆の注目を集めます。東京オリンピックでは、国立屋内総合競技場(代々木体育館)が驚異の的でした。
丹下健三の設計、構造設計は坪井善勝。昨年度退職した坪井先生の父ですし、門下で構造実務を担当した一人が川口衛先生(現名誉教授)でした。これも法政大学とも強い縁がありました。現在、新入生の導入ゼミナールの一環として見学していますが、コンピューターがまだ構造では実用化していなかった時代に、造形と構造デザインの高度なマッチングには、毎回のように驚かされます。
2020年の東京オリンピックに向けて、専門家が経済波及効果をはじいています。理工学系の学部にとっては、建設やハイテクなどインフラなどでは腕の見せ所です。ただし開会式が7月24日、競技が8月9日までと一年のうちで最も暑い時期なのです。猛暑や異常気象、大規模地震の発生などの憂いを跳ね除けるような、熱いアスリートの戦いは期待しましょう。
小金井キャンパスの工学部はここ10数年で大きく変動し発展してきました。情報科学部の新設、工学部から3学科が市ヶ谷でデザイン工学部に再編され、さらに工学部が理工学部へ、生命科学部の再編、などです。もはや、法政大学に理系学部が4学部体制にもなりました。
前回東京オリンピックの年に開設した小金井キャンパスの建物は再開発され、昔の面影は全くありません。工体連OBの先輩諸氏には少し寂しいところですが、これも大学改革と時代の流れです。
1 9 6 4 年オリンピックでは、金1 6、銀5、銅8の成績。直近のロンドンでは金7、銀14、銅17、2020年にはどのような活躍があるでしょうか。
7年間の年限があります。
その時に活躍する若い人は今まだ、小学生や中学生でしょう。工体連OBの皆さんは、将来をめざす若者たちも視野にして後輩を指導することを願っています。