第36号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
空手部60年の伝統
11月22日 国立オリンピック記念青少年センター内のレセプション会場にて創部60周年記念式典を行いました。体育会空手部の創部80周年記念式典を3月に行ったので今回は小規模の開催になりましたが、約80名(工体連空手部OBは43名)の出席にて盛大な会になりました。 ビデオ映像による60年の歴史の回顧、現役学生の紹介、OBの皆様からの懐かしい思い出話と学生への激励、そして最後は応援団によるデモンストレーションとエールにて終了しました。理工科系大学の大会前日に同じ会場内で開催し、大会に向けての士気を高めることも意図しており、学生にとっても心強い応援でした。OBの皆様には心からお礼申し上げます。大学の改革により平成20年に道場が解体されて以降、空手部の存在も大きく変わって来ました。部員数が減少し、稽古時間も短くなった現在、以前のような存在感はなくなりつつありますが、工体連空手部の精神と大会での“強い法政”の伝統はしっかりと継続されています。さらなる発展に向けて皆様の温かいご支援をお願い致します。
(文責 監督 竹重高志 ’80)
全国卒業生の集い 愛知大会11/6~11/8
今年「法政大学全国卒業生の集い」を開催する愛知県は、信長・秀吉・家康の三英傑 を輩出した武家文化の発祥の地です。また、自動車産業をはじめとしたものづくり産業の 中核地でもあります。名古屋には、本丸御殿の復元が進む名古屋城、草薙の剣を御神体 とする「熱田神宮」、尾張徳川家伝来の所蔵物を収蔵する「徳川美術館」、周辺地域には 焼き物の地、常滑市・瀬戸市、自動車産業の豊田市、八丁味噌で知られる岡崎市など多 様性に富む活気ある県です。
会場となる名古屋は交通の要所でもあります。皆様を迎える新幹線・高速道路・空 港も整備されており、全国から卒業生にお越しいただくには便利なところであります。 愛知大会でお集まりの皆様とお会いできることを楽しみにしております。
空手部総合優勝!
11月23日 オリンピック記念青少年センターにて「第27回全日本理工科系大学空手道選手権大会」が開催され、2年ぶりの総合優勝に輝きました。男女全6種目中5種目で優勝し、残り女子1種目も3位というほぼ完全優勝に値する成績を挙げることが出来ました。 大会史上、これだけの成績を挙げたのは初めてであり、学生たちの頑張りに心から賛辞を送りたいと思います。団体組手の決勝戦の相手は昨年と同じ千葉工業大学であり、昨年の雪辱を果たす思いを秘めて戦いに臨みました。1-1で迎えた中堅の試合、相手の蹴りを避け損ねて左手を負傷、棄権負けによりピンチに陥りました。
しかし、次の副将戦は絶対に勝つという全員の思いを背負った1年生選手が大健闘を見せ、2-2で大将戦を迎えました。最後はキャプテン竹迫君の圧倒的な強さにより、優勝を勝ち取ったのです。窮地に陥ってもあきらめず、絶対に負けないという“法政魂”が現れた大会でした。
[大会結果] 団体組手 優勝
団体形 優勝
男子個人組手 優勝 竹迫、2位 岡本、3位 酒井
男子個人型 優勝 竹迫
女子個人組手 優勝 加藤、3位 松本
女子個人形 3位 松本
今回の大会は アメリカからマサチューセッツ工科大学が参加をし、大会後に小金井キャンパスにて交換稽古を行いました。文部科学省より「スーパーグローバル大学」に選定された法政大学にとって将来の国際化に大いに有意義な大会になりました。
近年、新入部員の獲得に苦労し、部員数が減少している状況下、女子部員5名入部による部員増加と共にウーマンパワーにて活気が出てきた事も大会の好成績に繋がったと思います。
前日に行った創部60周年記念式典において空手部の発展を祝うと共に学生への激励をいただいたこと、また大会当日にも応援に駆けつけていただいたOBの先輩方には心よりお礼を申し上げます。今年も大会連覇と部員数の増加によりさらなる発展を目指して稽古に励みま すのでOBの皆様にはより一層のご指導とご支援をお願い致します。
(文責 監督 竹重高志 ’80)