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第36号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

「スーパーグローバル大学に向けて」

法政大学学友会工体連OB会発足35年を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。1980年に工学部体育連合会のOB組織として設立された工体連OB会の皆さまにおかれましては、今日に至るまで本学工体連の学生に対し、あたたかいご支援とご協力を賜り、改めてお礼申し上げます。
昨年度、本学は文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」グローバル化牽引型(タイプB)に採択されました。本学におけるスーパーグローバル大学とは、学生が「世界のどこにいても生き抜く力」を身につけることのできる大学のことです。
本学で学ばれた学生が卒業後に入っていくこれからの現実社会で、地球上のどこで働くことになるか、勉学することになるか予想がつきません。どのような社会でも自由闊達に働くことのできる能力、あるいは学問をより深める能力を、充分に身につけることが必要です。そのために本学では、学生が選んだ目標に従って外国語を学べるよう、また、海外への留学および海外からの留学生を支援し、留学生がキャンパスの中に増えて、交流しながら学生生活を送れるよう環境を整えます。
もっとも学生に伝えたいことは、世界の多様な価値観と歴史と思想に触れ、友人を作り、偏見の無い視野の広い人になってほしいということです。さらには、日本について自分の言葉で語り、人の話を深く理解し、堂々と議論できる能力を身につけてほしいと思います。スーパーグローバル大学は、その力をつけるために、能動的な学習ができる仕組みを作っていきます。
また、大学は学術研究および教育の最高機関であり、学問を究めることが学生の本分ではありますが、人格形成において部活動が果たす役割は決して小さくありません。部活動を通して身に付けることができる忍耐力、集中力、そして切磋琢磨する仲間の存在は、学業で得る知識と同じくらい学生の成長に必要なものです。
建学より本学における歴史や伝統の醸成には、常日頃の地道な練習はもとより、各種大会を通じた学生団体による部活動が大きく寄与してきたことは言うまでもありません。今後とも、工体連OB会の皆さまには、現役学生に対してより一層のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、今後の法政大学学友会工体連OB会の益々のご発展とご活躍を祈念いたします。



2014年、小金井キャンパスは開設50周年の節目を迎え、さる11月1日(土)に同キャンパスにて、記念式典・講演会ならびに祝賀会が執り行われました。
当日は、約300名もの皆様にご臨席を賜り、50周年の節目に相応しい盛大な記念行事を行うことができました。
工体連からも、非常に多くの皆様にご出席いただくとともに、大変温かいご支援をいただきました。ここに厚く御礼申し上げます。
今回の記念行事を執り行うにあたり、「法政を卒業してよかった」と心から思っていただけるような心に残る行事にしたい、そのような思いで実行委員一同、精一杯準備をしてまいりました。ご出席いただきました皆様いかがでしたでしょうか。
私事ではございますが、一卒業生として、また、一教員として、我が恩師ならびに我が教え子とともに、この日を祝えましたことを大変嬉しく思いますとともに、この50年という歴史の重さ、大切さを改めて感じた一日となりました。今後も恩師に少しでも近づけるよう精進するとともに、この素晴らしい伝統を次の世代へと受け継いで行きたいと思っております。
今、小金井キャンパスは、次の50年に向けて新たな一歩を踏み出し、世界に通用する立派な卒業生を送り出すべく努力を続けております。同窓生の皆様には、今後も変わらぬご支援ご鞭撻をいただきますよう心よりお願い申し上げます。
記念行事の詳細につきましては、公式ホームページhttp://koganei50.ws.hosei.ac.jp/をご覧ください。
懐かしいキャンパスの写真も多数掲載しております。

50周年記念行事 実行委員
電気電子工学科 准教授 伊藤一之
(96年計測卒,工体連柔道部 部長)